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iOS App開発時に感じた疑問や課題、その他の雑感などを書いていきます。

MacにScheme環境(DrRacket)を導入

SICPを読んでいる

勤務先で「Structure and Interpretation of Computer Programs (SICP)」(邦題は「計算機プログラムの構造と解釈」)の勉強会をしようという話になった。まだ実際に勉強会を開催するまでには至っていないが、個人的に少しずつ読み進めている。これまでLisp系の言語に触れてきたことがなかったためにSchemeの柔軟性に驚いたり、そのSchemeを通してコンピュータサイエンスのパズルを解くことに楽しさを感じている。

Scheme環境としてDrRacketを導入する

はじめのうちは紙とペンを使って練習問題を解いていたが、そのうちにコードを実行して処理効率や実行結果を確認したいと思うようになった。そこで、Schemeの実行環境をMacに作成することにした。Mac OS X上ではDrRacket*1を使用するのがお手軽だという話をきいたので、DrRacketをインストールすることにした。

なお、Macの環境は以下の通り。

DrRacketはSchemeから派生したプログラミング言語Racket*2用の統合開発環境である。DrRacketをインストールするためには、Racketのダウンロードページからプラットフォーム(今回はMacintosh OS X (Intel))に合わせてダウンロードしたパッケージを展開し、現れたフォルダごとアプリケーションフォルダにコピーすればよい。本記事作成時のRacketの最新バージョンは5.0.2。コピーしたフォルダの中にあるDrRacketをDockにコピーしておけばDrRacketの起動に便利だ。

さっそく少しだけDrRacketを試してみたが、あまり苦労せずに使うことができそうだ。既にDrRacket(DrScheme)の使用法についてまとめてあるページがネット上にあるため、適宜調べつつ使用していこうと思う。

参考

Scheme環境について

Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)

Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Electrical Engineering and Computer Science)


計算機プログラムの構造と解釈

計算機プログラムの構造と解釈

*1:旧DrScheme。http://en.wikipedia.org/wiki/DrRacket

*2:RacketはもともとPLT Schemeという名称だった。名称変更の理由等については[http://racket-lang.org/new-name.html:title=Racketのページ]を参照。