甘いものが好きです

iOS App開発時に感じた疑問や課題、その他の雑感などを書いていきます。

Command Line Tools for Xcodeを古いバージョンに戻す

同一マシンに複数のバージョンのXcodeをインストールしている状況下において、新しいバージョンの方のXcodeに対応するCommand Line Toolsをインストールすると、各種ツールはこの新しいXcodeに対応するCommand Line Toolsを参照するようになってしまう。*1

何らかの事情により、後からCommand Line Toolsを古いバージョンに戻そうとしても、古いバージョンの方のXcodeでPreferencesメニューのDownloadsタブを開いてみると、そこではCommand Line Toolsは「Installed」と表示されており、Command Line Toolsを再度ダウンロード・インストールすることはできない。

少し調べてみたが、同じXcodeのバージョン4.x系でも、OS XXcodeのバージョンが異なるとCommand Line Toolsのアンインストール方法が違うことがあるらしい。今回はCommand Line Toolsのアンインストール自体が目的ではなく、Command Line Toolsを古いバージョンに戻したいだけなので、旧バージョンのCommand Line Toolsを上書きインストールすることにより対応した。*2

ダウンロードページ(利用には開発者としての登録が必要)で「Command Line Tools」をキーワードにして検索すると、対応するOS XXcodeのバージョンごとにCommand Line Toolsがいくつか見つかるので、その中から対象の環境に合ったファイルをダウンロードすればよい。

ダウンロードしたファイルはdmgファイルなので、これをマウントし、含まれているインストラーを実行するとCommand Line Toolsをインストールできる。

*1:brew --config の出力のうちの「CLT」に関する部分がその一例にあたる。

*2:この方法を試してみた結果、自分では問題なしと感じているが、問題がないことは保証できないので、実行するにあたっては各自自己責任で。