iOS SDK 4以降をインストールすると過去のiOS SDKが自動削除される件への対処(追記あり)
追記(2011年3月10日)
Xcode 3.2.6 and iOS SDK 4.3をインストールしたところ、下記現象は見られなかった。現在ではiOS SDKが自動削除されることはないのかもしれないが、今後のバージョンのSDKをインストールする際に再びこの問題が発生する可能性を考慮し、本記事は削除せずに残しておく。若干の表現の修正を行った。
問題
XcodeとiOS SDKがインストールされているMacに新しいバージョンのXcodeおよびiOS SDKを上書きインストールすると、前のバージョンのiOS SDKが自動的に削除されることがある。この問題を回避するためには、以下の手順で一時的に過去のSDKを退避させて、新バージョンのXcodeおよびiOS SDKのインストールを行った後に退避済SDKを元の場所に戻す。
対処方法
新バージョンのXcodeとiOS SDKをインストールする前に、インストール済のSDKを確認する。SDKは以下のフォルダの中にあるので、この中で削除されると困るSDK(「*.sdk」という名前のフォルダ)を別のフォルダ(~/Documents直下など)にコピーしておく。
- iOSデバイス用
/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs
- iPhoneシミュレータ用
/Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/Developer/SDKs
SDKの退避が終わったら、iOS Dev Centerからダウンロードしたdmgファイルを実行し、ダイアログの指示に従って新しいXcodeとiOS SDKをインストールする。インストールが正常に完了したら、上記のSDK格納場所を見てみよう。旧バージョンのiOS SDKが削除されている場合には、退避済SDKを元に戻せばよい。